苦節半年、この日のために練習してきたといっても過言ではない健康保険組合のボウリング大会でしたが、結果は、74、とか、85といった惨憺たるスコアに終わってしまった中山律をです。家を出るときにはマイボールって卑怯じゃないかと気が引けつつ、JR構内ではAPECの警備をしている警察官に爆発物じゃないのかとマイボールをじろじろ見られつつセンター(品川プリンスボウリング)に着いたのですが、結果はまさかこんなことになるとは思ってもみなかったぜ日本の外交! 状態でした。あまりにもレーンが難しかった、私には。
よく通う青戸や川口のセンターではボールが途中までは直進し、そこから曲がり始めるよう
なレーンですが、品川では、投げた瞬間からボールが曲がり始めるレーン。摩擦を利用する私のリアクティブのボールではピンに届く前に左の溝に落ちるか、立ち位置を変えても7番ピンに当てるのがせいぜいといった感じで、むしろ曲がらないハウスボールに分があったのでは、と感じました。ガターを連発する私に、ハウスボールでまずまずの成績を残すチームメイトの後輩や先輩が、調子悪いですねえと声をかけてくれましたが、俺は調子悪くなかったよ! 嗚呼、ボウリング、ボウリング、結果がすべてさ・・。結局は自分が下手なのです。
社内で入賞を目指した本大会でしたが、チームとしての結果は私がこの体たらく、師匠こと会社の先輩も2ゲームで300台と苦戦したため、表彰式では、言わずもがなの雰囲気。後輩は早々にビールを飲み始め、
私は応援に来た師匠のお孫さんにまで、飴玉をあげると慰められておりましたら、何と主催者が私の名前を呼ぶではありませんか。ブービー賞、中山律をさん! やった、入賞は入賞だ。最下位から2番目だけど。あははは。ボウリングの神様っているんだね。この大会のためだけにボウリングをした私でしたが、もう一度出直してこいと背中を押された感じがしたね。ボウリングをしてなかったら気付きもしなかった目に見えないオイルの存在(不在)を感じることもできた。神様が見せてくれたのかもしれない。
さてと上着のポケットに入っている筈の飴玉を探すと、飴玉を包む袋だけが入ってた。くそっ、さっき師匠のお孫さんに飴玉をもらったつもりがごみを入れられてたのか・・・いや、今回ばかりはボウリングの神様が飴玉をお召し上がりになったのかもしれない。んなわけないが、そういうことにしておこう。